2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧
本屋さんで見つけた「蕃東国年代記」の文庫本。単行本の時と出版社が違うので、これはきっと何年か前に出版された蕃東国年代記の続編がやっとでたんだと独り合点して購入しました。読み始めると半端でないデジャブが…。当たり前でした。
短編集です。どの作品も江戸の人情にあふれた名作揃いです。思わず感動の涙がにじむ作品もあります。 「花屋の柳」では主人公は花屋の息子の「幸太」です。花屋の店の前には柳の木が植えられていいます。「幸太」は柳の木が嫌いでした。
SF短編集です。良くできた話が多く、SFであるとわかっていても、もしかしたら・・ひょっとしたら・・このようなことがおこってしまうのではと思わせる、力のある作品です。
このニュースを知った時は本当にびっくりしました。昔TOKIOのファンだったこともありすぐには信じられませんでした。
作家の「有栖川有栖」と、臨床犯罪学者「火村英生」の推理作品シリーズが有名です。 この本は、「若さ」をキーワードにした4作品が収録されています。「火村」と「有栖川」は、ある時期から年をとらなくなりました。
江戸の人情にあふれる短編集です。薬研堀・油堀・稲荷堀・源兵衛堀・夢堀・八丁堀それぞれのそばに住まう人々の物語です。
水明学園。この学園には「普通科」と「芸術科」のふたつがあり、天才と凡人がともに学生生活を送っている。「一般」の枠から外れた人たちが暮らす寮・さくら荘での、夢も目標もなく平凡な男子高校生の物語である。
作品では「ギン萬事件」となっていますが、昭和に実際にあった未解決事件である「グリコ・森永事件」が題材となっています。読む前は、お菓子に毒物を混入した事件ということぐらいしか私は知らなかったため、子供の声が犯罪に利用されていることをこの作品…
もともと動物が大好きだったので本屋さんでこの本を目にした時は迷わず書いました。この世の中には数え切れないほどの多くの動物や昆虫、魚介類が住んでいます。
大人になって家族を持ち、どのように自分自身が生きていくことが大切なのか、10代の頃から悩み続けていたことでしたが、この本と出会って生きるという意味をもう一度考え直し、生きることの大切さ、その中に大変さが必ず常についてくることが【君たちはど…
東京での会社勤務を経て高知の山奥へ移住したブロガーの本。地方移住のハウツーも書いてあるので、これから地方移住したい人にオススメの内容です。何より、毒舌というかハッキリものいう口調が読んでいてとても面白い!
マヌエーレ・フィオールさんという、有名なフランスの方が挿絵を描かれた共作となっています。大きさも文章の短さも絵本に近いのですが、内容は大人向けの短編でした。短時間で伊坂さんの世界観を堪能できる一冊となっています。
有名人がこぞってテレビでおすすめしていたので気になっていた作品ですが、難解ではなく読みやすい大人のしっとりとした恋愛小説でした。ギタリストの蒔野と通信社記者の洋子のアラフォー同士の恋愛ですから、大人のための恋愛小説ですね。
読み触りは柔らかいです。言葉には温もりがあります。「摺師安次郎人情歴」というサブタイトルからすると、作者の意図した通りというところですね。錦絵は、絵師が版下絵を描き、それを元に彫師が版木を彫り、最後に、摺師が色を載せて紙に摺る。
小説「羊と鋼の森」で本屋大賞を受賞した作家であり、3人の子の母でもある著者のエッセイ集。4年前、本書収録の連載エッセイを書き始めたとき、著者の一家は北海道の山の集落に山村留学していた。「絶景パね!」「神‼」と中学生の息子たちが声を上げたほど…
ヨシタケシンスケさんが好きなので、作者名だけ見て即座に手に取ったのですが、読んでみるとかなり小さい子向けの内容でした。文字はとても少なくて、子どもへの読み聞かせにぴったりの一冊です。 主人公が朝起きて、日課のように仕事を始めるところから物語…
世界三大叙事詩と言われている、マハーバーラタの紹介、解説本と言ってもよい本です。大変詳しく、且つ分かりやすくインドの神々を紹介しまとめてあります。なので、インド神話の入門書としても、楽しめる1冊です。
イエスキリストの生涯を描いた本です。福音書と呼ばれている、マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネの書に基づいて年代順に書かれています。ご存知の通り、聖書の記述は年代順なっていない場合が多く、聖書を読むだけでは時系列を掴むのは至難です。その点を見事に…
子供のころの不思議な体験から、宇宙人と交信を夢見る不思議な天才高校生「竜胆」。 ファッション雑誌休刊により、オカルト雑誌編集部に転属となった女性記者、園田雛子。 雛子は初取材中に学校へも行かず自分でマンションを購入した竜胆と出会い、興味のな…
国文学者の作者が中世日本の人間模様・生活において現代と変わらない点、あるいは変わっている点をユーモラスにわかりやすい語り口で紹介している。
谷瑞恵の「思い出の時修理します」、感動しつつゆるふわな感じの恋愛系 思い出の時修理します、と書かれた看板の掲げられた時計屋さんと、引っ越してきたばかりの美容師の女の子の話でした。短編みたいな感じだけど、軸となるストーリーがあってなかなか面白…
少女終末旅行 6巻 つくみず著 滅びゆく世界を旅する少女たちの物語が幕を閉じる 戦争のため荒廃し、滅びゆく世界を半装軌車のケッテンクラートに乗って旅するチトとユーリを描いた少女終末旅行の6巻で最終巻となります。
「御薬園同心 水上草介 柿のへた」 梶よう子・著 主人公は「水上草介」小石川御薬園の同心です。薬草の手入れを仕事にしています。薬草から薬も作ります。のんびり屋の性格と、見かけから「水草さま」と、呼ばれています。
「四度目の氷河期」 荻原浩・著 少年の成長の物語 父親がいなくて、母親と二人暮らしの少年の成長の物語です。4歳の時に初めて、父親がいないことを自覚しますが、母親が何も話してくれないので、自分でいろいろ考えてみました。
「幻想探偵社」 堀川アサコ・著 「幻想シリーズ」の4作目です。 主人公の中学2年生の少年「海彦」が、落とし物をした同級生の「ユカリ」を追いかけて「たそがれ探偵社」に、迷い込みます。この探偵社が、なんと!幽霊専門の探偵社だったのです。「海彦」も…
「お蔦さんの神楽坂日記 無花果の実のなるころに」 西條奈加・著 「西條奈加」は、時代小説の作家だと思っていましたが、現代物も書くのですね。 「お蔦さん」は、主人公の中学生のおばあちゃんです。元芸者で何かと人に頼られる人気者です。主人公の中学生…
「猫鳴小路のおそろし屋 2 酒呑童子の盃」 風野真知雄・著 「猫泣小路のおそろし屋」の続編です。「おそろし屋」という骨董屋を営む「お縁」が主人公です。 様々な品物の由縁の話が、語られます。この本では「本能寺の茶筅」「五右衛門の釜」「大石内蔵助の…
「穴屋でございます 穴めぐり八百八町」 風野真知雄・著 「穴屋でございます」の続編です。「なんにでも、穴をあけます」を商売にしている「穴屋佐平次」が主人公です。
廃校先生 浜口倫太郎 大変泣けました 物語の舞台は、奈良県の十津川村にある廃校寸前の谷川小学校の6年生の3人と、2年生、4年生各二人の生徒、つまり全校生徒たった7人の諸学校を中心に起こる、生徒と先生たちの心温まる、涙と笑いの感動する物語です。
夢を叶えるゾウ/水野敬也 シリーズで3巻ありますが、全てに違う面白さがあります♪ 私が皆さまにオススメしたい本は、『夢を叶えるゾウ』という本です。どんな話かといいますと、タイトル通り"ゾウ"が出てくるお話です。