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感想・書評『御薬園同心 水上草介 柿のへた:梶よう子・著』ネタバレ注意「薬草の手入れを仕事にしています。薬草から薬も作ります」(レビュー)。 #読書

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「御薬園同心 水上草介 柿のへた」 梶よう子・著

主人公は「水上草介」小石川御薬園の同心です。薬草の手入れを仕事にしています。薬草から薬も作ります。のんびり屋の性格と、見かけから「水草さま」と、呼ばれています。
この御薬園を預かる芥川家のおてんば娘が「千歳」です。剣道の道場に通うなかなかの使い手です。
この「草介」が、小石川御薬園と、診療所で起こる事件を解決していく物語です。いつも「草介」のことがじれったくてならない「千歳」です。
その「千歳」をなだめつつ、穏やかにもめごとをおさめていく「草介」なのです。この二人の成長していく物語でもあります。
草花の知識の豊富な「草介」から、いろいろな薬草の知識も語られます。穏やかな効き目で病を治していく薬草の効き目は、「草介」の事件に対する解決方法と同じです。
この後、「草介」は長崎に学びに行くのか?「千歳」との仲はどうなるのか?この作品では、まだ語られていません。
続編が書かれることを、楽しみに待つことにします。「水草さま」と呼ばれていた始めよりは、ずっとしっかりしてきた「草介」です。