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感想・書評『猫鳴小路のおそろし屋 2 酒呑童子の盃:風野真知雄・著』ネタバレ注意「骨董屋を営む「お縁」が主人公です」(レビュー)。 #読書

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「猫鳴小路のおそろし屋 2 酒呑童子の盃」 風野真知雄・著

「猫泣小路のおそろし屋」の続編です。「おそろし屋」という骨董屋を営む「お縁」が主人公です。
様々な品物の由縁の話が、語られます。この本では「本能寺の茶筅」「五右衛門の釜」「大石内蔵助の太鼓」「酒呑童子の盃」の4品です。
それぞれに曰くのある品物で、「お縁」が、購入してくれそうな人に文を送り、その品物のいわれを語るのです。
それぞれが、一編の物語になっています。「大石内蔵助の太鼓」では、果たして「討ち入り」の真実は何であったのだろうかが、語られます。
本能寺で討たれた「信長」、釜茹でにされた「石川五右衛門」、そして「酒呑童子」とは、何ものだったのだろうか?が、新しい解釈で語られます。
それぞれに面白い話ですが、大奥の務めをやめて、骨董屋を開くことになったのか?「お縁」は、何ものかに命を狙われているのか?など、前編から引き続いている謎は、解決されません。この先もまだまだ続いていくのであろうと思い、続編を楽しみにしています。