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感想・書評『廃校先生 浜口倫太郎』ネタバレ注意「物語の舞台は、奈良県の十津川村にある廃校寸前の谷川小学校」(レビュー)。 #読書

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廃校先生 浜口倫太郎 大変泣けました

物語の舞台は、奈良県の十津川村にある廃校寸前の谷川小学校の6年生の3人と、2年生、4年生各二人の生徒、つまり全校生徒たった7人の諸学校を中心に起こる、生徒と先生たちの心温まる、涙と笑いの感動する物語です。
この廃校寸前の小学校を見ていると、自分の卒業した小学校の事を思い出します。この谷川小学校と同じ様に生徒数の減少によって現在廃校となっています。
おそらくこのような過疎化による人口減少の影響を受けて廃校やむなきとなった小学校の数は相当数に上るのではと思いました。実は、この本を読むまで自分の出た小学校の廃校になっている現実には思い至りませんでした。
登場人物の新人の教員、香澄先生や、生徒から馬鹿にされながらも実は慕われていて、誰よりも生徒の事を考え続けている、よした先生や、同僚の律子先生、そしていつもにこやかな山中校長という、たった4人の先生がいる小学校には、今年卒業を迎える3人の6年生がいます。
いつも元気いっぱいの十夢、中学受験を目指している優作、そしてNMB48を目指している愛梨の6年生達と村の人々が織りなす、楽しく、朗らかでいて、ちょっぴり涙を誘いながら、子供たちの成長を描いた本です。
電車の中で思わず笑ったり、涙していたりで大変でした。
肩の凝らない、文章であっという間に読んでしまいました。