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感想・書評『穴屋でございます 穴めぐり八百八町:風野真知雄・著』ネタバレ注意「憎い姫君に恥をかかせるために、お茶会で使う茶碗に」(レビュー)。 #読書

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「穴屋でございます 穴めぐり八百八町」 風野真知雄・著

「穴屋でございます」の続編です。「なんにでも、穴をあけます」を商売にしている「穴屋佐平次」が主人公です。
憎い姫君に恥をかかせるために、お茶会で使う茶碗に、穴をあけてほしいという太った姫君の依頼。人が出てくる穴だが、どう見ても人など出られそうにない穴という依頼。
一体どうしたら、そんな穴があけられるのか?という興味と、それに伴って起こってくる事件。どんな穴をどのように開けるのかという「佐平次」の見事な工夫。様々に絡まった事件を解決していく「佐平次」に、どんどん引き込まれていきます。よくもこんな仕掛けを思いつくものです。
「佐平次」のあけた穴が、悪事に使われてしまい、解決に乗り出します。そんなつもりで穴をあけたのではないのですから・・
さる大名の屋敷の中の出来事なので、うまく解決できるのだろうかと、読んでいて気がもめますが、きちんとおさまるところへおさまっていくのは、見事です。
まだこの作品では、終わらないですね。あれ?っと、思う話がちょっとだけ出ていましたので、続編を楽しみに!