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感想・書評『お蔦さんの神楽坂日記 無花果の実のなるころに:西條奈加・著』ネタバレ注意「主人公の中学生のおばあちゃんです」(レビュー)。 #読書

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「お蔦さんの神楽坂日記 無花果の実のなるころに」 西條奈加・著

「西條奈加」は、時代小説の作家だと思っていましたが、現代物も書くのですね。
「お蔦さん」は、主人公の中学生のおばあちゃんです。元芸者で何かと人に頼られる人気者です。主人公の中学生の少年は、両親が外国でくらしているので、おばあちゃんの家で一緒に暮らしています。
神楽坂を舞台に、ちょっと不思議な話や、事件などを「お蔦さん」の推理で、解決していくのです。ご飯はすべて主人公の少年が作っています。おいしそうなものが出てきます。
「お蔦さん」から頼まれて、イチジクのタルトを作ることになります。この「いちじく」が、詐欺の犯罪をあばくきっかけになります。
「お蔦さん」の感性と推理は素晴らしいです。推理小説ではありますが、主人公の中学生の成長の物語でもあります。
中学生、高校生に、お勧めしたい本です。なかなかジュニア向けの良い本はないのですが、現在を生きている中学生が主人公ですので、悩みも暮らしも、ジュニアの気持ちにそった物語です。
「お蔦さん」が現役の芸者だったころの話も、読んでみたいです。続編で出ないかなと期待しています。