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感想・書評・極楽飯店 雲黒斎 地獄から脱出する中で、想いの実現方法を学んでいく痛快小説・ネタバレ注意(レビュー)。 #読書

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何とも愉快な表題の本です。ジャンルは小説です。主人公は、ヤクザさんですが仲間とのいざこざで、闇討ちされ、気が付いたら、死んで裁きを受ける列に並んでいる、所から話が始まります。

当然、いわゆる、地獄送りになるのですが、そこでの生活は宗教で描かれている内容とはまったく異なります。仕事は、5人の仲間と共同しての土木建築作業。生活環境は快適そのもの。一人一人は、高級マンションの個室で生活します。但し、食生活だけは、耐えられる内容ではなく、故に、5人が知恵を絞り地獄から脱出することに画策します。というのが、前半です。なんか、SF色と宗教色を融合した雰囲気なのですが、実は、こんなストーリーの中で、脱出する鍵となるのは、想いの実現方法なんです。そして主人公を含めた5人は、無事に地獄を脱出するのですが、その後、彼らは天国に行く道を選ばず、なんと、守護霊になる道を選びます。守護霊になる修行の中で、思っていることが実現する方法と理由、なぜ人は孤立してしまうのか、全ての命とつながる方法とかが分かっていくのですが、ここの分かり易さが秀逸です。すなわち、俗にいう、精神世界・スピリテュアルの分野の本が色々と説明している、自己実現・引き寄せの法則の内容が、楽しくガッチリと分かるんです。これほど、分かり易く解説した本はないと思います。読後は、楽しくさっぱりとした気分になれますよ。