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感想・書評・「13階段」 高野和明・著 第47回「江戸川乱歩賞」受賞作・ネタバレ注意「犯行時刻の記憶を失った死刑囚。その冤罪を晴らすために」(レビュー)。 #読書

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犯行時刻の記憶を失った死刑囚。その冤罪を晴らすために、「刑務官・南郷」と、前科のある青年「三上」とが、再調査を始めます。
手掛かりは死刑囚の記憶が少しだけ戻った「階段」があったという話だけです。刑務官と前科のある青年と、不思議な組み合わせです。その組み合わせにまず興味がひかれます。
果たして無実を証明することができるのだろうか?「階段」というキーワードがとても不思議に思えますが、「階段」を探すことで、解決につながっていくのです。
泥まみれになりながらの、山中の捜索、がけ崩れ跡を掘り返し、「階段」なんてあるわけがない・・との悲観的な思いを抱きつつも探して探して、やっと無罪の証拠を見つけるまでの話に、引き込まれてしまいます。
果たして死刑執行までに間に合うのか?このドキドキ感も、相当なものです。最後には救われるのですが、無罪の証拠を見つけるために、大活躍をした前科のある青年のこれからの生き方も、気になります。この一生懸命立ち向かった経験は、きっと彼の今後の生き方の貴重な体験になるのでしょう。