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感想・書評「赤い指」 東野圭吾・著 平凡な家族の悪夢とは・・ネタバレ注意「少女の遺体が住宅街で発見されたました」(レビュー)。 #読書

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少女の遺体が住宅街で発見されたました。捜査上に浮かんだ平凡に見える家族。でもかなりの問題を抱え込んだ家族だったのです。
良くできたミステリーです。このミステリーを解くカギは「赤い指」。口で言うことができないけど、これでわかってほしいとの、願いが込められた「赤い指」。
この謎を解くのは刑事「加賀恭一郎」です。家庭を顧みない主人。姑との同居につかれた妻。ひきこもる息子。ただじっと黙っている姑。もうすでにこの家庭は壊れているのです。何とかしようと、死体を隠そうと、悪戦苦闘する夫と妻と・・なんだか喜劇のようでもあります。
日本の警察は優秀だから、素人の小細工は通じないのです。でも間違った解決方法をとって、どんどん事態は悪くなっていくのです。いったいどこで、どのようにして、夫の小細工はばれてしまうのでしょうか?読んでいるうちに、息苦しくなり、早く解決してほしいと願うようになります。すべてが警察に解き明かされた時、夫は、本当はホッとしたのではないでしょうか。救いようのない結末ではありますが・・。