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感想・書評・どうか幸せになって。ごみたこずえ。ネタバレ注意「女の子が地獄にとじこめられてしまっている」(レビュー)。 #読書

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こけしを色鉛筆で書いたような、かわいい絵にひかれて、本を手に取りました。笑顔でかわいい女の子。そう思って読み始めて、女の子が地獄にとじこめられてしまっているという設定に驚き、そして、悲しい気持ちになりました。

なぜ笑顔なのだろう、と思い読みすすめていくと、この子は本の主人公でした。主人公は地獄で苦しい、やりきれない思いをたくさんしてきたと、本に書いています。それを読んだ人々は最後のページのメッセージによって、救われていくのでした。地獄というのは、だれもが経験したことのあるものに置き換えられます。病気やいじめにあっている人は、地獄に閉じ込められているのと同じくらいの苦しみを味わうことになります。そんな中、地獄から、抜け出すことを忘れていまいます。ちづ子は、本の中で、地獄から抜け出せない苦しみを味わっています。けれど、諦めてはいけない。最後には、笑顔で地獄をぬけだします。そして、みんなにメッセージを残します。どうか、幸せになって。幸せになることを、諦めては、地獄から抜け出せない。このちづ子の本のメッセージは、一冊の本ですが、たくさんの人の目にふれ、そして、読んだ人たちを前向きに、幸せになることを諦めてはいないと気付かせてくれます。素敵な一冊でした。