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感想・書評『ペンギン・ハイウェイ(森見登美彦著)』ネタバレ注意「人公のアオヤマ君がややおっぱいに対する執着は強い」(レビュー)。 #読書

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映画ペンギン・ハイウェイを見たのをきっかけに、実際の小説はどんな感じなんだろうと思って読んでみました。先に映像化されていたのを見ただけあって話はすんなりと頭に入ってきました。

主人公のアオヤマ君がややおっぱいに対する執着は強いものの、それが子供的であまりいやらしさを感じないのが不思議な感じでした。そしてお姉さんはやはり謎めいた人で、最後まで何者であるのか分からず、海やペンギン、ジャバウォックも謎の存在ながら物語の中では不自然なくそこにあるといった感じでした。あとアオヤマ君が子供子供ながらどことなく子供っぽくないところあって興味深かったです。小学生にしては冷静すぎるというか、大人びているのが独特だと感じました。そしてウチダ君、ハマモトさん、スズキ君などの子供キャラはそれぞれ味のあるキャラクターでマンガ的で面白かったです。全体的に小説でありながら重苦しいところがそれほどなくライトな感じなので、普段あまり小説を読まない人でも気楽に読めるのではないかと思いました。