「存在証明」 内田康夫・著 エッセイ集
普段はあまり読まないエッセイです。ファンだった「内田康夫」が、残念なことに亡くなりました。
「内田康夫」が、どんなふうに小説を書きあげていたのか?また有名な主人公「浅見光彦」については、どう考えていたのか?
どういうことで、有名な「旅情ミステリー」を、たくさん書くことができたのか?このエッセイを読むことによって、そのわけがわかる部分もあります。
最初からプロットを組まずに、まず物語を書き始めてしまうという小説の書き方には、驚かされます。
書いていくうちに、いろいろな謎が描きだされ、その謎があるきっかけで謎解きされていくという、小説が始めから仕込んであるわけではなく、書き進めていく間にきちんと整合性が取れて、物語ができあがっていくという小説の書き方には、ビックリしてしまいます。
天から「物語の神様」が降臨するのか・・あるいは「内田康夫」が天才なのか・・興味の尽きないところです。もう新たな作品は生まれないのだと思うと、とても残念です。ご冥福を祈ります。
