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感想・書評『「クリスマスの絵本」(スベン・オットー 作/ 奥田 継夫・ 木村 由利子 (翻訳)』ネタバレ注意「デンマークの古くから伝わるクリスマスのお話」(レビュー)。 #読書

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12月に入り、クリスマスシーズンということで、私はいろいろなクリスマスの本を読んでいます。
その中で印象に残ったのが、この1冊です。

デンマークの古くから伝わるクリスマスのお話のようですが、クリスマスの時期の人々の様子が描かれています。
そこには貧富の差があり、街の表通りはクリスマスムードで華やかですが、裏通りでは貧しい人たちが、クリスマスどころではないような生活を強いられています。

ある裕福な家庭のクリスマスパーティーの様子が描かれています。
クリスマスの飾りつけをした大きなモミの木のある部屋で、そこの家族はプレゼントを交換したり、ご馳走を食べたりして、クリスマスを楽しんでいる様子が伺えます。

しかし、その部屋の入口の方では大勢の召使たちがその様子を見ているだけです。
彼らはクリスマスツリーや、パーティーの様子を見ることはできても、そこに参加することができないだけではなく、恐らくごちそうやプレゼントとは無縁なのでしょう。

どんな境遇の人にも同じようにクリスマスの日は訪れます。
最後に全ての人に恵みをという言葉があり、それがとても印象的でした。