東野圭吾の作品は、ハラハラ、ドキドキしっぱなしで、犯人は最後までほとんどわからないです。
この作品も、読み進めるうちに、この人が犯人だろう…いや、この人だ!と想像しながら読みました。
結局、全く違う人が犯人で、またやられた〜と思ってしまいました。犯人がわかると、今まで謎だった部分が全て解決され、スッキリ終わることができるのも東野圭吾さんの作品ならでは!ではないかと思います。
今回の主人公は獣医で、内容とは関係なく動物のいろんなことが知れて面白かったです。たとえば、ミニブタ!ミニと言うからには大きくならないものだと思ってましたが、そんなことはなく、かなり大きく成長すること。どうでもいいことのようですが、話の中におもしろ雑学が入ってるようで、得した気分になります。
また、他の登場人物もミステリアスで個性的。犯人探しだけでなく、登場人物についても種明かしがあり、一気に読んでしまいたくなる作品でした。もしかしたら映画になるんじゃないか…と思っています。