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感想・書評『それから 夏目漱石 高等遊民による恋愛』ネタバレ注意「本のタイトルになっているのかと理解を示すことが出来ませんでした」(レビュー)。 #読書

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本のタイトルでもある「それから」とはどのような意味を持つのだろうかと疑問を感じつつ、本を読んだものの、最後の1ページを読むまでは何故「それから」が本のタイトルになっているのかと理解を示すことが出来ませんでした。しかし、最後の1ページを読み終えた時に「それから」の意味を察することができました。
代助は親友である平岡と絶縁し、長井家の方々とも絶縁することで今までのように高等遊民だという立場で過ごすことがてきなくなりました。
「それから」の本に「高等遊民」という言葉は出ないのですが、代助の生き方はまるで高等遊民そのままだと感じたので、代助は高等遊民であるのだと解釈しました。
親のお金で自分の好きなように生きて行くという代助だからこそ、一般論とは異なる考え方を持っていて、自分の個性を出しているというのが良いところだと感じました。
平岡の立場からすれば、代助とは親友だと思っていたにも関わらず、三千代のことを好きになってしまった代助に対する憤りが出ているのだろうなというのも感じました。
やはり高等遊民が恋愛するには、相手を養うためには働く必要があるのではないかと感じ取れる本でした。