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村上海賊の娘 1巻 和田竜 天下の海賊のおてんば姫・ネタバレ注意「登場人物一人一人が魅力的で映画でも見ているように情景」(レビュー)。 #読書

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何年も前、本屋大賞の棚に並んでいた本がふと気になった。しかしハードカバーの本は場所とるからなぁというしょうもない理由で購入を見送った。
そして先日、久々に本でも読もうかなと立ち寄った本屋で、再び出会ったのがこの村上海賊の娘。しかも文庫版!これはもう読むしかないといそいそと購入した。
あぁどうしてもっと早くに読んでおかなかったんだ、と何年も前の自分を責めたい。
登場人物一人一人が魅力的で映画でも見ているように情景がありありと眼に浮かぶ。ページをめくる手が止まらないとはまさにこの事。
舞台は室町時代、織田信長が勢力をのばしている頃。現在のしまなみ海道の辺りを拠点としていた海賊、村上海賊。その村上海賊筆頭の娘「景」が主人公だが、一言でいえば超のつくお転婆娘。いわゆる『姫』という立場ではあるのだが、荒くれ者の海賊衆などものともしない。誰より豪胆で腕っぷしも強く快活で。そんな男よりも男らしい景が時々覗かせる無邪気さもたまらない。
最初は登場人物がずらーっと出てくるので少し読み進めづらいが、景が登場する辺りからは、えっもう終わり?というくらいにサラッと読めてしまった。
1巻を終えたところでは、まだまだ物語は序盤という感じなのでこれからどうなっていくか楽しみでしょうがない。
ハードカバーでは上下巻の2冊だったが、文庫版では4冊になっているとのこと。明日にでも残りの3冊を買って読もうと思う。