私はなぜこの本を読もうと思ったかというと、「この崩れる脳を抱きしめて」というタイトルに魅かれたからです。このタイトルにあるとおり、脳に異常を持った人が登場するストーリーとなっています。
この本を勧める理由というのは、ラスト30ページの怒涛の追い込みが、とてもおもしろかったからです。その30ページに至るまでに散りばめられた、物語のピース、カギを一気に回収していくラストの勢いはまさに圧巻でした。この本はとても読みやすくなっていて、難解な文章ではないため初心者の方でもきっと見やすいと思われます。
「これがここにつながっていくのか!」「あーこれは!」という反応は私自身も何回もしましたし、実際に声に出してしまいました。なぞというかそのそれまでの伏線をすべて回収し終わった後の快感はとても忘れられないものになると思います。Amazon、楽天、もちろん本屋でも売っていて手に入りやすいのでぜひ買ってみてください。