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感想・書評『ケモノの城:誉田哲也・著』ネタバレ注意「実際に起きた事件を元にして書かれています」(レビュー)。 #読書

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「ケモノの城」 誉田哲也・著 実際に起きた事件を元にして書かれています。

かなり悲惨で「スプラッター」な表現があるので、そういうものが苦手な方には、お勧めしません。
家族を閉じ込め、互いに拷問をさせ、結果として何人も殺すように仕向けたとんでもない「人物」がいます。あくまでも自分が手を下さず、言葉で人を繰り、操作していく「人物」です。
まじめに働いている青年と、一緒に暮らしている女性との、幸せな暮らしがあります。その女性を過去に悲惨な目に合わせたのが、閉じ込めた家族を互いに殺させた「人物」ではないのか、との疑惑が出てきます。この二人の暮らしも壊れてしまいます。
とらわれていた少女と、女性が救助を求めて逃れてきますが、警察の取り調べが遅々として進みません。精神的な縛りがかかっているのか?嘘をついているのか?かばっているのか?わかりません。
わかっているのは、ひどい事件にたくさんの人が巻き込まれたということです。その「人物」はどうなったのか?どこに居るのか?生きているのか?殺されたのか?誰が殺したのか?死体はどうなったのか?・・
謎が積み重なったままです。最後には、こうではなかろうか・・ということが、提示されますが、それが真実なのか?良く分かりません。
考えれば考えるほど、深みにはまってしまいます。