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感想・書評「京都ー宇奈月 トロッコの秘湯殺人事件」 吉村達也・著・ネタバレ注意「黒薙温泉への旅行を企てます」(レビュー)。 #読書

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気楽に読めるトラベルミステリーです。姪と「和久井刑事」を、ぜひ一緒にさせたいと思っている「志垣警部」が、富山県の秘湯、黒部峡谷にあるトロッコ列車でだけ行くことができる「黒薙温泉」への旅行を企てます。
著者はきちんと事前に実際に当地に出かけていってレポートをしてきますので、観光案内としても楽しい本です。もちろん事件がおきます。「和久井」と「志垣」が旅行に出かけると、必ず殺人事件がおきるのです。お約束ですね。
おなじ行程で旅をすることになった大学生4人と、指導の大学教授の一行がいます。ゼミの共同研究と、卒論のための旅行です。教授が崖から転落して、死亡しているのが発見されます。
自殺?事故?殺人?妻と不仲になっている大学教授を追いかけて、妻が温泉まで来ます。その間は一本道で、駅まで迎えに出た教授と出会うはずなのに、出会っていないとは?
教授の浮気相手の女子学生はだれ?読者をミスリードする仕掛けがされているので、その仕掛けにはまってしまいます。いったい誰が嘘をついているのか?
もう一か所ある京都嵯峨野を走るトロッコ列車に舞台を移して、関係者が殺されていきます。最後の最期まで、いったいどうなっているのか、筋が全く読めません。