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感想・書評『四谷怪獣殺人事件:風野真知雄・著』ネタバレ注意「田安徳川家の四谷の下屋敷で、奇怪な出来事が起きている」(レビュー)。 #読書

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「四谷怪獣殺人事件」 風野真知雄・著

田安徳川家の四谷の下屋敷で、奇怪な出来事が起きているとのこと。「松平定信」の頼みを受けて、岡っ引きの「梅次」と中婆さんの「しめ」が、屋敷に派遣されます。
この「しめ」さんが、なかなか得難いバイプレーヤーなのです。後をつけても、怪しまれない。世間話をしているつもりで、重要なことを聞き出すのが上手。
どこにいても見えないかの如く、怪しまれない存在なのです。
岡っ引きの「神田の辰五郎」の義母です。どうしても自分も岡っ引きになりたくて、なりたくてたまらないのです。
めでたく今回の活躍を認められて、物語の最後には、十手を預かることになりました。「しめ」という名前がいやで、十手を預かることになったら「清香親分」と読んでほしいと言いますが、だれもそう呼んでは、くれないでしょう。江戸で初めての女性の十手持ちということになります。
今回の不思議(怪し)は、やはり人間が仕組んだことでした。いくつかの不思議を、つなぎ合わせて、いつものように事件は解決します。
今回は、屋敷で様々なことを聞きこむことができた、「しめ」さんの活躍が大きいのでした。今後も「しめ」さんの活躍を期待します。