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感想・書評「微笑む人:貫井徳郎」ネタバレ注意・ある事件をきっかけに犯人に関する情報を作家の主人公が語っていく(レビュー)。 #読書

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『微笑む人』 貫井徳郎 ゾッとする不思議な作品

正直なところ、ショックを受けてもう一度読み直してしまう、そんなストーリーでした。ごくごく普通にあるようなミステリーかと思えば、とても人の心理を用いたストーリー展開にゾッとさせられました。ある事件をきっかけに犯人に関する情報を作家の主人公が語っていく小説です。このご時世で起きているような、犯行動機を通常の人が理解できない、といった心理を用いて犯人が何故犯行に及んだのか、犯人の過去などに迫っていくストーリー展開をしています。

犯人に関する様々な人物からの情報はいい人、という点と犯人の不気味な過去が表現されています。とても淡々とした流れですが最後まで読み終わると、なんて人の感情とは不気味なものなのか、私が今読んでいたものはなんだったのか、ゾッとした気持ちになりました。消化不良という終わりに感じるかもしれませんが、この終わらせ方に仕上げた点に関しては非常に興味深く、著者の貫井さんのペースにまんまとはまってしまったなぁという気分にもなりました。

ありがとう寄稿。

棚橋が動いてから物語は急展開になろうとするのです。そんな時に仲間が倒された事でかなり怪しくなってしまうものです。

不動2巻第8話「報復」感想&あらすじ・茂森組長は棚橋の事を咎めようとするのです…ネタバレ注意。 #マンガ - ジャンプ部屋ブログ