感想・書評『「日経新聞」には絶対に載らない日本の大正解　高橋洋一』ネタバレ注意「著者の主張では、巷に広まっている情報がウソが多く、何かのフィルターが」（レビュー）。 #読書

この本は、新聞やメディアの載っている経済情報に対して、髙橋洋一氏がコメントを書く形式で書かれています。著者の主張では、巷に広まっている情報がウソが多く、何かのフィルターがかかっていて、真実から遠いと見なしています。

本書には内閣で経済に関するアドバイスをしてきた人だからこその情報が入っています。例えば、日本経済の低迷を少子化が原因と言われていますが、実際にそれを証明するデータはどこにも無いとか、マイナス金利政策にプラスの面があるとか、築地でベンジンが出たことに関しても東京の土地はみんなそうだともっともな見解を述べています。色々言われている常識とは違うことを主張しています。自らデータに接することで凡人がたどり着かない結論に達しています。目から鱗を落とすためにも一読する価値があります。歯に衣着せないコメントをするのは、誰にも気を遣わずに真実を言おうとしているから。そうした態度で書かれていることだから、聞く価値があるのかも知れません。この本を読んでいけば、如何に日本の常識が的外れかがわかります。