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感想・書評『世界と渡り合うためのひとり外交術。パトリック・ハーラン著』ネタバレ注意「日本語で、米国出身のお笑い芸人として人気者となったパックン」(レビュー)。 #読書

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世界と渡り合うためのひとり外交術。 パトリック・ハーラン著。 知性派芸人の国際交流ガイド

さわやかな笑顔巧みな日本語で、米国出身のお笑い芸人として人気者となったパックンは、ハーバード大学比較宗教学部卒業の知性派としても知られています。本書は、日本と日本人をよく知る彼による、国際交流のためのガイドブックです。

第一章では異文化から何を学ぶべきかを、第二章では発信力の磨き方を解説し、第三章では、国際問題に世界の人々と一緒に取り組むための知識や考え方を述べています。学校で勉強し、企業に勤め、恋をして結婚することは日本ではありふれた行動も、海外ではそうとは限りません。世界を知ることは、自分の生き方の選択肢を広げることでもあります。

オープンマインドを持って、それぞれの違いを楽しむ姿勢が、まず大切になります。パックンは、日本人同士の会話は短くて楽だと言う。例えばお母さんが子供に「宿題は?」と聞けば用件は伝わります。同じことを英語で伝えるには「あなたはあなたの宿題をやったの?」と表現しなければなりません。

つまり、日本人が世界と付き合い、渡り合うためには日本の常識にとらわれない必要があります。国際情勢や歴史についても、自分の言葉で考え、伝えるスキルが求めるられます。なぜ北朝鮮はミサイル開発を続けるのか。トランプ大統領は世界をどう変えたのか。宗教対立がなぜ紛争をもたらすのか。シリアスなトピックも得意のギャグを挟みながら簡素に語り、実践的な国際交流術をコンパクトに示す一冊です。