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感想・書評『銃・著者:中村文則』ネタバレ注意「ピースの又吉さんが読んだ本で衝撃を受けたと言っていた」(レビュー)。 #読書

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タイトル銃 著者中村文則 新潮新人賞を受賞

私が最近読んだ本に「銃」という本があります。著者は中村文則さんで、この本で新潮新人賞を取りデビューしました。その後も、芥川賞、大江健三郎賞などを受賞し、一躍有名になりました。なぜ今になって興味を持ったかというと、ピースの又吉さんが読んだ本で衝撃を受けたと言っていたので、読むことにしました。

読んだ感想は、今までに出会ったことがない、リアルな怖さを感じました。平凡な学生がある日一つの銃を拾い、だんだんと学生の心情が変わっていくのですが、その心情の描写が絶妙だなと。ほかの小説にはない独特な空気感があり、人というものの怖さや危うさをとてもよく表現できているなと思います。自分が最も衝撃を受けた部分は、やはり最後の終わりの部分でした。読んでみればわかるのですが、そういうことになるのかと恐ろしい思いをしました。途中の友達とのやりとり、知らない人との出会いにより、主人公の考えが少しづつ、少しづつ変わっていきいます。物語のスピードは速くありませんが、抑揚がとてもあり、ドキドキが止まりませんでした。私にとっては一生に残る本になりました。