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感想・書評『司馬遼太郎著、俄を読み、この作品こそテレビドラマ化して欲しいと思いました!』ネタバレ注意(レビュー)。 #読書

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江戸時代末期の任侠ものの話です。現代で忘れがちな義理と人情。人は「義理と人情のない奴は嫌い」などと口にしますが、本物の義理と人情とは何かを私は理解できませんでした。ただ理不尽。自分勝手な行動をする人に対し、「義理と人情がない」と現代の人は指すようです。

今の世の中、お金持ちが偉い。力のある人が絶対。勝ち組に属すれば、手段を選ばずとも何でもする、そんな曲がった世の中。生き残るためには仕方がないと自分の信念に反して生きている人が大多数かと思われます。そんな日常を生きていれば、きっといつかは「自分は何のために生きているのだろう?」「自分の考えとは?」と立ち止まり、高齢化すれば「自分は自分の人生を歩めたのであろうか?」と後悔に苛まれます。この俄は、そんな人生を送らないように若いうちに読むべしと考えます。生きるにあたり、何が一体大切なのか?お金って大事なものだけど、もっと大事な物ってある!と主人公が教えます。くだらないテレビドラマを放映するくらいなら、この俄をぜひ半年スパン、3ヵ月スパンでも良いので、この俄をテレビドラマとして放映し、人にとって大切なのは何か?昔気質の義理と人情は現代にも通用し、そう生きられる人間は誰よりも格好いいということを世に知らせて欲しいです。