タイトル:超訳 ニーチェの言葉 著者:フリードリヒ・ニーチェ 訳:白取春彦
哲学者ニーチェの言葉を主題に沿って、1ページずつ紹介していく内容になっている。
主題は「己について」「喜について」「生について」「心について」「友について」「世について」「人について」「愛について」「知について」「美について」の10からできており、190の言葉が紹介されている。本を手に取ったきっかけは、仕事関係で少し鬱気味になっていた部分もあり、このニーチェの言葉をきっかけに、自分や自分の周りとの関係について整理してみたいと思ったからである。自分はどうあるべきなのか。周りにどのような接し方をするのがよいのか。結果として、心が浄化された気分になった。言葉を鵜呑みにするのではなく、ニーチェの言葉に対して自分はどのような行動をとっているのか比較してみたりすると、自分の性格が見えてきたりする。常にそばに置いておきたい本である。また、今まだあるのか分からないが小学校で道徳という授業があったが、そこで是非お話ししていただきたい。またホームルームなどで先生が毎朝1つ雑談するためのネタ帳としてもベストだと思う。是非教鞭をとる方に手に取っていただきたい作品である。