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感想・書評『まぼろしハワイ/よしもとばなな』ネタバレ注意「どの話もハワイと関連のあるストーリー」(レビュー)。 #読書

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まぼろしハワイ/よしもとばなな

最近ハワイのことが気になり読んでみようと思った、よしもとばなな氏の「まぼろしハワイ」。
中身はいくつかの話が入っていて、どの話もハワイと関連のあるストーリーになっていた。
この本からはハワイというものを通して私が感じ取りたかったものが描かれていたように思う。
それは、普段ただ生きていると忘れがちになってしまうような、言葉には表せないような、大切な何か。
これはもう、著者の表現力が凄い!のだと思う。そのような空気感としか呼べないものを言葉で伝えられるなんて。

特に最初の、タイトルにもなっている「まぼろしハワイ」では、ハワイでの登場人物の在り様、生き方、接し方、触れ方などが目の前にその空気まで持ってこられたような感覚にもなった。
感情をストレートに出すことや、どういう背景で育ってきたか、というところに人のバックボーンが見えてくるような気がする。
厳しいような、暖かいような、登場人物たちそれぞれの生き様を読むことで、この先自分はどういう人で在りたいか、という方向性を考えるきっかけになった。