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感想・書評『朱夏 警視庁強行犯係・樋口顕:今野敏・著』ネタバレ注意「妻が誘拐されてしまいます」(レビュー)。 #読書

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「朱夏 警視庁強行犯係・樋口顕」 今野敏・著

「樋口警部補」が主人公の、本格警察小説です。「リオ」「朱夏」「ビート」の三部作の、2作目です。
この「朱夏」では、「樋口警部補」の妻が誘拐されてしまいます。なんの連絡も入りません、身代金が目的の誘拐ではないからです。
妻の足跡をたどり、結局は何とか犯人を確定し、追い詰めることができるのですが、それは「生活安全課・氏家譲」の手助けがあってのことです。
妻が帰ってこなくなって、初めて「樋口」は、いかに自分が妻のことを知らなかったのかを、痛いほど思い知るのです。
誘拐された妻は、必ず「樋口」が助けに来てくれると信じて落ち着いて行動することができました。
誘拐したのは、全く思いもよらない人物です。「樋口」と、「氏家」とで、警察に頼ることなく、私的な二人だけの捜査で、犯人に行きつく推理は見事です。
結果として、警察の幹部に脅迫状が送られた事件も、解決することになるのです。
「樋口」の妻も、落ち着いて考えを巡らせて、犯人を推理します。この小説はとても面白く、最後まで一気に読み通しました。