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警官の掟(佐々木譲)新潮文庫を読んで・ネタバレ注意「冒頭から倉庫街の中で起きる、まるでアメリカ映画のようなアクションシーン」(レビュー)。 #読書

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またまた佐々木さんの本を読みました.
佐々木さんといえば警察小説の第一に人者であることは世間の保証するところです。
有名な笑う警官に始まり、北海道の札幌警察を舞台にしたシリーズものも人気があるところです。
実は地元の図書館でも、佐々木さんの本は結構なスペースを占めているため早いうちから読み進め、図書館にある彼の本はすべて読んでしまっています。

警察ものに限らず、他の作品も大変面白く、今野敏と佐々木譲といえば、中では警察小説の二大巨頭です。

もちろん探偵ものを書いた内田先生の本や、新宿鮫シリーズの大沢在昌などもファンですが、佐々木譲のこの警察ものはまた読み応えがある本なのです。

読み始めると知らず知らずのうちにその本の中に引きずり込まれてしまうのは、3年前に亡くなってしまった船戸与一の本なども同じですが、詠み人をいつも何か本の中に、または物語の中に没頭させてしまう、不思議な力があります。

今回の警官の掟では、冒頭から倉庫街の中で起きる、まるでアメリカ映画のようなアクションシーンがあり、この冒頭シーンで起こったことが、この本の中で起きる事件のきっかけとなっているのです。

冒頭のシーンがきっかけとなって、警察官による連続殺人事件が起き、その真相が最後に犯人が死ぬ前に明らかとなります。

この本を読んでいる、警察官の考え方や、一人一人の読み、そして事件の解決へと導く想定や行動の違いがわかり、大変面白く読ませていただきました。