感想・書評・なっとうぼうや。わたなべあや。ネタバレ注意「納豆を食べようとしたときに起きる不思議な出来事」（レビュー）。 #読書

ある朝の何気ない食事風景。きりんののったくんが、大好きな納豆を食べようとしたときに起きる不思議な出来事を、かわいく、おもしろく、そして、耳に残るメロディーで、食事の大切さを伝えています。納豆たちは、とても気まぐれで、すぐにのったくんから逃げ出してしまいます。

お手てを繋いで、行儀よくならんだイラストもとてもかわいくほっこりされられました。まてまてーと追いかけるのったくん、そこで、木だったりお花たちも、納豆たちの歌う不思議な歌を、一緒にニコニコと歌います、不思議な展開なのですが、納豆たちがみんなを巻き込んで、いるのが面白くて、ついつい引き込まれます。そして、やっと納豆たちをごはんの上にのせることができたのったくんは、そこでもまた、問題が起こります。妹ののんちゃんが、納豆を食べたいと言って、羨ましがるのです。やっとの思いで、納豆たちを家につれもどしても、また、こんな展開になるとは思わなかったので、思わす噴き出してしまいました。私にもちょうだいと泣き出す妹ののんちゃんを横目に、納豆たちはまた歌い始めます。みんなでなかよく食べることを歌って、またお家を飛び出していくのでした。不思議で、納豆たちの歌う歌が耳に残り、納豆を食べるときにこのお話を、思い出す素敵なお話でした。