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「みをつくし料理帖 心星ひとつ」高田郁・著・ネタバレ注意「テレビドラマにもなった、幼くして両親を亡くした少女の、成長の物語」(レビュー)。 #読書

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テレビドラマにもなった、幼くして両親を亡くした少女の、成長の物語です。短編が4作書かれています。
この物語の特徴は主人公の「澪」が、女性の料理人だということです。江戸時代には、他にはいなかったのではないでしょうか。
大阪の「天満一兆庵」で、世話になり料理人として歩きだした「澪」です。不幸にして「天満一兆庵」は無くなり、女将さんだった「芳」とともに暮らし、今は江戸の「つる家」で女料理人として、働いています。全10冊のシリーズです。
この本では、「澪」の想い人「御膳奉行」の「小松原」との身分違いの恋です。「小松原」の母や、妹が「澪」の心根を知り、何とか嫁になる道筋をつけてくれます。武家奉公をして、武家のしきたり、心得などを学び、しかるべき家の養女になって、嫁ぐという方法です。話は順調に行きそうでしたが、「澪」は、結局この話を断ってしまいます。
「澪」は、「つる家」で、料理人を続け、客に喜んでもらう道を選ぶのです。武家の奥様になったら、楽しく料理を作ることなどできなくなってしまうことでしょう。つらい想いを抑え込む「澪」です。