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感想・書評『たましくる イタコ千歳のあやかし事件帖:堀川アサコ』ネタバレ注意「姉が娘を残して心中してしまった」(レビュー)。 #読書

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「たましくる イタコ千歳のあやかし事件帖」 堀川アサコ・著

姉が娘を残して心中してしまったので、その子を預けに弘前を訪れた「幸代」です。その弘前で、美しいイタコの「千歳」と出会います。
「千歳」にとっても、「幸代」にとっても姪に当たる「安子」。この三人で一緒に暮らすことになります。
イタコの「千歳」と、幽霊の声を聞いてしまう「幸代」。この二人が様々な不思議なできごとに巻き込まれ、解決していくのです。
ミステリーではありますが、ちょっとオカルト混じりなのです。鳥肌が立つ事件もありますが、それも人間のどうしようもない心から生まれる事件です。
「幸代」の姉の心中事件も、解決することができました。この二人の組み合わせが、実にいい感じで、ホームズとワトソンのような味が出ています。
著者は青森育ちで、青森在住です。今後も「みちのく」の風土と結びついた、日本的な幻想と怪奇のミステリー作品を、どんどん発信してくれることを願っています。
「たましくる」とは、いったい何の事だろうと思っていましたが「魂来る」ということです。イタコの「千歳」のところへ、救ってほしいと、「魂」がやってくるのです。