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感想・書評『幻想映画館:堀川アサコ・著』ネタバレ注意「シリーズの2作目です。設定も主人公も1作目とは違います」(レビュー)。 #読書

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「幻想映画館」 堀川アサコ・著 「幻想郵便局」に続く幻想シリーズ

幻想シリーズの2作目です。設定も主人公も1作目とは違います。今回の舞台は、映画館です。主人公は学校へ行きたくない高校生。
主人公は、ちょっぴり「不思議なもの」を見ることができるのです。不思議な映画館へ迷い込み、映写技師の青年に、恋をします。
映画館のアルバイトに雇ってもらうことになり、失踪事件に巻き込まれます。
この小説は、恋愛小説でもあり、失踪事件をめぐるミステリーでもあり、幽霊や怨霊が出てくるホラーでもあり、不思議なスタイルの物語です。
「一人しりとり」が、趣味であるという、なかなかまわりとうまく暮らしていくことのできない主人公が、様々な経験を積むことにより成長していく物語でもあります。
この映画館の不思議は、自分の人生を走馬灯のように見せて、それぞれを成仏させるところという、不思議な役目を持っています。
大事な秘密なのですが、主人公はこの秘密に気がついてしまいます。恨みを遺してあちら側から戻ってきて、行方不明になってしまった霊はどこへ・・?
「幻想電気館」という単行本を、文庫にするさいに、「幻想映画館」と、改題したものです。