みんなの読書ブログ

みんなの読書記事を更新します。

スポンサーリンク

感想・書評『これはこの世のことならず たましくる:堀川アサコ・著』ネタバレ注意「この話は、本当に怖い話です」(レビュー)。 #読書

【おすすめ情報】知らない人は損している!「アマゾン業務用ストア」で便利でお安く。

「これはこの世のことならず たましくる」 堀川アサコ・著

「堀川アサコ」の著作は、不思議話が多いですが、そんなに怖くないものがほとんどです。この話は、本当に怖い話です。
本来ならこの物語に先立つ「たましくる イタコ千歳のあやかし事件帖」を、先に読んだほうが良いのですが、この本から読み始めても物語の設定がわかるようになっていますので、大丈夫です。
津軽に暮らす目の見えない19歳の「千歳」が主人公です。亡くなってしまった優しい夫に会いたくて、イタコになったのですが、気配は感じるものの、夫には会えません。
暮らしの面倒を見てくれる「幸代」と、姪の「安子」と一緒に暮らしているのですが、次々と怪しい事件に巻き込まれていきます。
民話の「おしらさま」にちなんだ話。死神に出会う怖い話。盲目なのですが、夢ではっきりものが見えたり、気配がみえたりする「千歳」です。
この本を読んでいると、何やら物音がしたり、気配がしたりするような錯覚に陥ります。錯覚だと・・思うのですが・・
久々に怖い話に出会いました。でも最後には、心にしみてくる話でもあります。