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感想・書評『赤白つるばみ:楠本まき』ネタバレ注意「漫画といっても装丁がとても美しく、上質で凝っています」(レビュー)。 #読書

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はじめての楠本まき『赤白つるばみ』に癒される

最近買ったといっても、この単行本はそれよりだいぶ前に出版されたものです。
『赤白つるばみ』(楠本まき)は上下2冊の漫画です。漫画といっても装丁がとても美しく、上質で凝っています。これだけでも大人が読む漫画という感じです。とはいっても、子供が読んで理解できないとも思いません、もちろん。
主人公は2人の兄弟、この年が離れた兄弟がそろって好意をよせている幼馴染の女性は、海外生活で結婚せずに子供を作ったシングルマザー(日本の学校になじめないので海外に行った)、兄弟が出会う芸術家の老婦人など、子供も含めて個性的な登場人物たちです。
大人のキャラクター達は、いわゆる普通のお勤めの人が誰もいません。学生である弟をのぞいても、祖父の財産管理(兄)、翻訳(女性)、画家で女優でその他もやっている芸術家(老婦人)、だからなのかなんとなく浮遊したような、その浮遊感が楽しいのです。
とはいっても見る人によっては”ダメな大人達”なのだろうと思いますが・・。
絵や背景のセンスもよくて、そこだけ見てもアートっぽくて好きです。