」で便利でお安く。世界三大叙事詩と言われている、マハーバーラタの紹介、解説本と言ってもよい本です。大変詳しく、且つ分かりやすくインドの神々を紹介しまとめてあります。なので、インド神話の入門書としても、楽しめる1冊です。
今あるインドの無秩序さが良く分かる人間味溢れ、脆い神々。だからこそ、ヒンズー教、イスラム教徒を始め信仰する人々を魅了するのだろうと思いました。
だが、この本で私が少し残念な気持ちに感じたことは神々もやはり人が作り、解釈も人なんだと言うことです。ですが、それすらも吹っ飛ぶ位の奔放な神々を愉快に最後まで読むことができます。
私達日本人との考え方の違い、今ある宗教の対立が少し理解できる等、神話から現代を考える事が出来ました。
特に、インドラ神は人の振り見て我が振りなおせと思わせる神とは思えないキャラで楽しませてくれます。
そして忘れてはいけない､クリシュナの話も最後にあるので、人気、知名度高い神々を知ることが出来る一冊です。
