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感想・書評『狐笛のかなた /上橋菜穂子』ネタバレ注意「主人公の人とは違う不思議な能力を持った女の子、小夜(さよ)」(レビュー)。 #読書

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狐笛のかなた /上橋菜穂子/切ない純愛ストーリー

主人公の人とは違う不思議な能力を持った女の子、小夜(さよ)。彼女は幼い頃に母をなくし、祖母に育てられます。

ある時小春丸(こはるまる)という死んだことにされひっそりと屋敷に隠されて育てられている少年に出会い屋敷の穴から抜け出して遊んでいるその時に野火(のび)という霊狐と出会います。幼い3人は特殊な環境、能力などにより人とは違う孤独や闇を抱えながらも友情を育んだはずだった。しかし、時の流れにより成長した3人はいつの間にか敵対するようになり、互いの思惑や己に課せられた使命を果たすべく互いを傷つけ合い、苦しみ、大切な人を失う。そして、小夜と野火はそれらを全て乗り越え愛を育んだ。しかし、それで終わることは無く2人の愛を試すような試練が待ち受けていた。2人でいるためには小夜は今までの人としての人生を全て捨て無ければならない。彼女は迷うことなく野火と過ごすことを選んだ。このどこか日本の昔話のような、脆く儚いラブストーリーにとても心を打たれました。