映画感想レビュー「ソロモンの偽証」話は中学校で生徒が亡くなっているのを発見するところから始まりますが・おすすめ泣ける映画（ネタバレ注意）。

「ソロモンの偽証」は現代の問題への向き合い方が泣ける。

私は2015年の春に放映された「ソロモンの偽証」を観て号泣してしまいました。現代は教育機関でのトラブルが増えていて、このことを題材に取り上げて描かれています。
この話は中学校で生徒が亡くなっているのを発見するところから始まりますが、発見したのは亡くなった男子生徒のクラスの学級委員でした。男子生徒が亡くなったのは自殺か、それとも他殺かが大きな問題になります。学校側は大事にしたくないのでこのことを隠そうとし、生徒側は謎を解明しようと必死に動きますが、鍵を握る生徒が交通事故で亡くなるなどの出来事が起きてしまいます。クラスメイトが二人も亡くなり、生徒がショックを受けて泣くシーンなど感動的で、私も泣けてしまいました。
また、ここで責任を逃れようと辞職する教師も出てきます。現代は保護者からのクレームや自殺問題で追いつめられて辞職する教師や、いじめの隠蔽など多く起きているので、現代の問題点を忠実に再現していると思います。
後半で、成績ばかり気にして皆と向き合わなかった自分が悪いと学級委員の生徒が自分を責めますが、ここでも私は泣けました。学級委員の生徒の影響で、辞職した教師も自分の反省点に気づき、皆が今までの問題と向き合う姿は本当に感動しました。