みんなの読書ブログ

みんなの読書記事を更新します。

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感想・書評『山田周平氏著・話に「オチ」をつける技術』ネタバレ注意「笑いを取るのではなく聞き手がつまらないと感じなければいい」(レビュー)。 #読書

山田周平氏著『話に「オチ」をつける技術』

友人や知人との会話の中で、話が上手く伝わらなかったり、面白い内容の話でもつまらなく伝わったりで場がしらけて困った経験はないでしょうか。そんな時に是非読んでいただきたいのが『話に「オチ」をつける技術』という本です。

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感想・書評『浮世草子大事典:長谷川強・監修』ネタバレ注意「江戸時代には最も大衆に読まれた小説」(レビュー)。 #読書

江戸時代の大衆文化が蘇る!:『浮世草子大事典』(長谷川強・監修)

井原西鶴に代表される浮世草子。江戸時代には最も大衆に読まれた小説で、江戸時代の色々な風俗や事件などを織り込んだ現代のエンタメ小説に近いものでした。しかし、浮世草子は膨大な作品数があり、どのような作品が存在してどんな筋書きなのかという全貌がイマイチ分かっていませんでした。

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感想・書評『荘子 現代語訳 下:池田知久』ネタバレ注意「世俗との関わりを絶って「無能」の世界に生きることを説いた」(レビュー)。 #読書

不思議な哲学:『荘子 現代語訳 下』(池田知久)

中国古典の白毫『荘子』。世俗との関わりを絶って「無能」の世界に生きることを説いた『荘子』は東洋哲学の代表とされつつも、原文では理解しにくく、ほとんど読まれることはありませんでした。

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感想・書評『弔いの文化史:川村邦光』ネタバレ注意「モガリ・念仏結社・イタコの口寄せ・ムカサリ絵馬・遺影」(レビュー)。 #読書

流転する弔い:『弔いの文化史』(川村邦光)

人間は生きていれば必ず死ぬものです。そして死が訪れれば葬儀をした後、丁重に弔うのが日本の風習です。この弔いがどのように人々の間で行われ、継承・変化していったのかを解き明かしたのが『弔いの文化史』です。

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感想・書評『町の灯り・女だてら 麻布わけあり酒場10 風野真知雄・著』ネタバレ注意「完結編です」(レビュー)。 #読書

「町の灯り」女だてら 麻布わけあり酒場10 風野真知雄・著

「女だてら 麻布わけあり酒場」の完結編です。「小鈴」を守るために隠居した元同心の「星川勢七郎」は、命を落としてしまいます。

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感想・書評『大奥の座敷童子/堀川アサコ・著』ネタバレ注意「不思議な設定に慣れなければいけませんが、気楽に楽しく読めます」(レビュー)。 #読書

「大奥の座敷童子」 堀川アサコ・著 時は徳川家定の治世

「野笛藩」出身で大奥へ連れていかれた「座敷童子」を探すために、大奥へ奉公にあがる「今井一期」(いまいいちご)です。

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感想・書評『卵のふわふわ・八丁堀喰い物草紙・江戸前でもなし 宇江佐真理・著』ネタバレ注意「食べ物の名前を冠した章立てで、話が進んでいきます」(レビュー)。 #読書

「卵のふわふわ」八丁堀喰い物草紙・江戸前でもなし 宇江佐真理・著

夫との心のすれ違いに悩む「のぶ」に、食道楽の舅がいつも声をかけます。「腹が減った。何か食べさせてくれ。」と・・嫁の「のぶ」をとてもかわいがってくれています。

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