みんなの読書ブログ

みんなの読書記事を更新します。

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感想・書評『上野池之端 鱗や繁盛記・西條奈加』ネタバレ注意「若旦那が、店を盛り返そうと、奉公人と一緒に努力」(レビュー)。 #読書

「上野池之端 鱗や繁盛記」 西條奈加・著

だまされて江戸に奉公に出てきた13歳の少女・「お末」の奉公先が「鱗や」です。料理茶屋ですが、3流の店になり果てていました。

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感想・書評『水中少女:堀川アサコ・著』ネタバレ注意「竜宮電車」続編・流行らない遠海(とおみ)神社の「神さま」が主人公」(レビュー)。 #読書

「水中少女」 堀川アサコ・著 「竜宮電車」の続編です。

流行らない遠海(とおみ)神社の「神さま」が主人公です。食い扶持を稼ぐために、人間の格好をして、働いています。
「水中少女」と「神さまと藁人形」の2作が収録されています。どちらも優しく、でも切ない話です。
「神さま」は、目に見えないはずなのに、この「神さま」を見ることができる青年から、悩みを解決してほしいと依頼されます。

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感想・書評『竜宮電車:堀川アサコ・著』ネタバレ注意「短編が三篇収録されていますが、三篇がつながった話です」(レビュー)。 #読書

「竜宮電車」 堀川アサコ・著 不思議話の短編集

短編が三篇収録されていますが、三篇がつながった話です。不思議なところへ連れていってくれる「竜宮電車」なのです。

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感想・書評『本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第一部・兵士の娘I/香月美夜 著』ネタバレ注意「AmazonプライムでKindle版1巻が読み放題」(レビュー)。 #読書

本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第一部「兵士の娘I」/香月美夜 著

元々はWeb小説。友だちに面白いと勧められて、Web版の方はひまひまに読了。内容は面白かったんですが、文体の作りが甘いのが気になり、(まあWeb小説だしね…)とウエメセで、紙の本を買うまでもないかなあと思ってました。

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感想・書評『美しい星:三島由紀夫』ネタバレ注意「戦後から70年代ごろまで日本ではSFも流行していた」(レビュー)。 #読書

【美しい星】【三島由紀夫】純文学SFの金字塔

三島由紀夫は純文学作家でありながらもエンターテインメント(大衆文学)も書いていた。
ようはプロの作家でもあったわけだが、三島由紀夫が作家として活躍をしていた戦後から70年代ごろまで日本ではSFも流行していた。

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感想・書評『耳袋秘帖 人形町夕暮殺人事件:風野真知雄・著』ネタバレ注意「妖しい話を、「根岸肥前」が書き留めた「耳袋」が絡んできます」(レビュー)。 #読書

「耳袋秘帖 人形町夕暮殺人事件」 風野真知雄・著

「耳袋秘帖」シリーズです。妖しい話を、「根岸肥前」が書き留めた「耳袋」が絡んできます。
いつもだとすぐに解決に至る道筋が見えてくるのに、今回の「根岸肥前」は、不調です。何かの病にかかったのかと、皆が心配していますが・・今回の殺人事件と、関わっていたのです。

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感想・書評『悪医:久坂部羊』ネタバレ注意「末期ガンが治ると思ってる男と、それを治らないと宣告したドクターの葛藤」(レビュー)。 #読書

悪医 久坂部羊 末期ガン患者と医者

久坂部羊さんは現役ドクターの小説家です。医療小説をかかれているのですが、それがやはり現役ということもあってリアルなのです。末期ガンが治ると思ってる男と、それを治らないと宣告したドクターの葛藤が描かれています。最初に余命宣告をされてから決別するのですが、それから2人は交わることはありません。

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