「癒す心,治す心―自発的治癒とはなにか」アンドリュー・ワイル
アンドリュー・ワイルさんには以前から興味がありました。初めて購入してみましたが,やはり面白くて,どんどん読み進めてしまいました。実際病気になって,医者にかかってもうまく回復しないときに役に立つことばかりが書いてあると思います。
私自身が西洋医学で完全に治すことができない病気にかかってしまったとき,いろんな人に助けを求めて現在寛解している経緯についても,知らないうちにこれにそっていました。治った人のリアリティを自分のリアリティに落とし込む,というのは目からうろこでした。自分の中に,自分を癒す力が既に備わっているということは,なかなか普段自覚できませんが,病気になって初めて,自分の体がバランスを保ってうまく機能してくれていることに気が付いたりするものだと思います。病気になって困ったときに,焦らず,この本に書かれているアンドリューワイルさんのアドバイスによって,呼吸を意識したり,食べ物に気を付けたりするのは,健康に直結していると思います。