「地獄谷温泉殺人事件」 吉村達也・著
「地獄谷温泉」は、猿が温泉に入ることで有名になったところです。著者は取材に行っており、巻末には「取材ノート」が「あとがき」を兼ねて、書かれています。
事件の発端は10年前の学生時代。「放送研究会」のメンバーが絡んでいます。現在は不満だらけの暮らしをしている主人公の思いこみが、事件の発端になります。
お決まりのごとく、連続殺人事件です。誰が誰に殺されたのか?本当に殺されたのか?
事件の展開は、ああじゃないか・・こうじゃないか・・と、考えつつ読んでいると、見事に裏切られます。
なんだか~大丈夫?と、思わせられる主人公ですが、きっと立ち直ることでしょう。あれだけの最悪の事態から逃れることができたのですから・・
まだたくさんの「〇〇温泉殺人事件」が、出版されていますので、この作品では、どんな仕掛けなのかな~と、楽しみながら、読んでいきましょう。
多作な作家ですので、きちんと既読本をチェックしておかないと、購入の時に、あれ?これもう読んだよ~汗~とならないように、ご注意!です。
ありがとう寄稿。
吉田類さんはイラストレーターでエッセイストです。お酒や居酒屋に関する本をたくさん書かれています。
番組が終わる頃には、いつもロレツが回らず、結構へべれけに酔っ払っている…吉田類の酒場放浪記2016年10月17日/テレビ感想&あらすじネタバレ注意。 #TV - みんなの恋愛ブログ。