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感想・書評『局地的王道食2巻・松本英子・著』ネタバレ注意「メインディッシュにはなれない、脇役の食べ物たちへの惜しみない愛」(レビュー)。 #読書

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「局地的王道食」2巻 松本英子・著

メインディッシュにはなれない、脇役の食べ物たちへの惜しみない愛を綴ったコミックエッセイ第2弾です。
著者の心をがっしりとつかみ、なんと3回にわたって登場した「のらぼう菜」という野菜を私は初めて知りました。ほうれん草と小松菜との食べ比べをしていたのも興味深かったです。

長距離輸送や大量出荷ができないため、生産地付近でのみ消費されているというのらぼう菜。地元民でも知らない人もいる地味な葉物野菜だそうですが、すごく気になりますね。ぜひとも食べてみたいので、あきる野市まで行こうかと真剣に悩んでしまいました。
そして、決して料理上手なわけではないけれど、様々な市販のおいなりさんをたくさん食べてみても自分好みの味付けで作る自作のものが一番おいしいと思う気持ちには激しく共感しました。葛湯は子供のころ祖母が作ってくれた思い出があります。もう何年も口にしていませんが、久々に飲んでみたくなりました。
また、海苔のことを「お海苔」と呼ぶ著者の郷土愛には、思わずホロリとさせられました。