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感想・書評「シャーリー・ホームズと緋色の憂鬱:高殿円著」ネタバレ注意・シャーロック・ホームズの登場人物の男女を逆転させたお話です(レビュー)。 #読書

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シャーリー・ホームズと緋色の憂鬱 高殿 円著

タイトルからして聞いたことがあるなと思う方も多いと思います。登場人物は名探偵シャーリー・ホームズと女医のジョー・ワトソンとこれまた聞いたことがあるような名前です。この小説はまさしくあのコナン・ドイルの代表作であるシャーロック・ホームズ作品をアレンジした小説です。

少し違和感を覚えるのは主要登場人物が女性名であることだと思いますが、この本はシャーロック・ホームズの登場人物の男女を逆転させたお話です。ロンドン警察の警部も女性で、ホームズが済むベーカー街221Bの女主人ハドソンに至っては夫婦で登場し旦那さんは下階でカフェを経営しており、妻のハドソン婦人は既に亡くなっていますが、この下宿先の全てのセキュリティーを管理しつつシャーリーの仕事をサポートする電脳家政婦として第2の人生を歩んでいます。時代設定は2012年のロンドンオリンピックとなっていますが現代よりもかなり進んだ技術も多く見られて未来の話のようにも受け取れます。シャーロック・ホームズを知っている人なら原作とのギャップに驚き楽しめるし、現代版としてこの本を入口にしてからコナン・ドイル作品を読んでみるのも楽しいと思います。