今年の最終決戦は混戦だったように思います。
笑いの量に違いがあるコンビも出たりするのですが、今年はどのコンビも笑いの量が一緒でただ笑いのジャンルが違うだけという中から選ばねばならず、審査員の方も悩んだと思います。
優勝した霜降り明星の一本目の豪華客船ネタは、日付変更線で遊ぶ船長で爆笑しました。
舞台を大きく使って動き回る姿にM-1にかける思いが伝わってくるようでした。
二本目は、国語の授業で段落に番号をつける箇所で笑うと同時に懐かしさに浸れました。
プールのコースではいろんな人たちが現れスピード感も加わり笑いっぱなしでした。
和牛の一本目のゾンビネタは、「殺す」などのワードが最初に出てきたのでこれは審査員が低評価をつけるのではと青ざめたのですが、さすがの力量で笑えるほどにもっていけた腕に圧倒されました。
二本目のオレオレ詐欺は、まさか最後親子でやりあう展開になるとは思わず構成力にため息がでました。
ジャルジャルはラストイヤーということだったのですが、最後まで新しいジャルジャルの世界を作ってくれてジャルジャルを貫きながらも笑わせることに力を注いでいたように思いました。
ジャルジャルランドの中に今年も新しいアトラクションを作ってくれた感じがして、これからもジャルジャルランドは人気のテーマパークで有り続けることを確信しました。
惜しくも敗れてしまったかまいたちは霜降り明星に似たテイストで、どちらかを選べとなると今回は霜降り明星になったそんな気がします。
ミキはしゃべくりではさすが兄弟で息ぴったりで他人ではできないようなやり取りを高速で披露してくれましたが、ただの会話だけに終わり設定などが無かった点が最終決戦につながらなかったように思いました。
今年も優勝した霜降り明星の粗品君が目を潤ませているのを見てまたTVの前でもらい泣きしてしまいました。
芸人さんは人生をかけると同時に一夜にして運命を分ける賞になるなので、これを機に今後の活躍に大いに期待をしています。