みんなの読書ブログ

みんなの読書記事を更新します。

スポンサーリンク

感想・書評『「沈黙のパレード」 東野圭吾・著』ネタバレ注意「食堂の看板娘で歌手を目指していた佐織が突然行方不明」(レビュー)。 #読書

【おすすめ情報】知らない人は損している!「アマゾン業務用ストア」で便利でお安く。

6年ぶりの東野圭吾さんのガリレオシリーズ最新刊です。
食堂の看板娘で歌手を目指していた佐織が突然行方不明となり、数年後に遺体となって発見されたところから物語は始まります。

容疑者はその昔、刑事の草薙が担当した少女殺害事件で不起訴となった男である蓮沼。なんと今回もまた、証拠不十分で釈放されてしまいます。到底納得できない遺族の「なみきや」一家をはじめ、佐織を慕っていた町の人々は、地域のお祭りであるパレードをうまく利用して渾身のトリックを考え、犯人に復讐するというストーリーです。
ガリレオ先生こと湯川教授の久方ぶりの登場に嬉しくなりました。アメリカ帰りで少し性格が丸くなったように思うのは、気のせいでしょうか。ちょうど事件が起こった頃にふっと現れて「なみきや」の人々と親しくなり、事件解決とともに颯爽と立ち去るその姿はかっこいいです。最後の最後で警察も見抜けなかった本当の真実をずばり指摘した湯川教授は、やはりただ者ではありませんね。次回作も楽しみにしています。