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感想・書評『司馬遼太郎著「大阪侍」を読み、人生の大事なことがわかりました!』ネタバレ注意(レビュー)。 #読書

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司馬遼太郎というと長編時代小説。この大阪侍は珍しく、短編ものが5編という構成で非常に読みやすいです。幕末の時代小説ではありますが、現代にも通用する人生における大事なものは何か?を訴えかける物語で何回でも読みたくなるような本です。中でも「盗賊と間者」「難波村の仇討」は記憶に残ります。前者は盗賊2人が登場。二人とも名だたる盗賊ですが、最近の成績は天と地の差。この話の中で「男の価値は持っている財産、得られる給料で決まる」という文がありますが、自分にとり、非常に耳の痛くなる話です。「今に見てろ!」などという世の男性は多いかも知れません。ここで口ばかりではなく、実績を上げてこそ真の男であると希望を持てば、悔しさばかり、耳の痛くなる話ではなくなるかも知れません。次に「難波村の仇討」は、非常に現代に通ずる教え、大事なことが沢山ある物語です。人により捉え方は異なりますが、人生をもっと楽しめ!古臭い考えは捨てろ!今はそんな考えは時代遅れ!などといった教えがあるように思います。時代を先取りできる人は、考えが今ではなく未来に向けられています。このような考え方を持たなければ大きな成功は得られないよという司馬からのメッセージにも聞こえました。