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素敵な日本人 東野圭吾短編集 東野圭吾 多数のベストヒットの中でも珍しい短編集です!ネタバレ注意「9つの短編集、驚く展開のものや感動」(レビュー)。 #読書

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9つの短編集ですので、サクサクっと読みやすいです。すべてミステリーとなっていて、それぞれの話によって驚く展開のものや感動のものなどがあります。
「正月の決意」ではある夫婦が初詣で事件に巻き込まれるが、その事件には関係ないことがわかりやっと帰宅する。実は命を絶とうとしていたのだが、事件のおかげで心変わりしてばかばかしくなったということには、つい笑ってしまいました。
「十年目のバレンタインデー」は展開にドキドキが止まりませんでした。場面はある一組の男女がレストランで食事をするところメインですが、回想と会話が盛り込まれています。会話から徐々に男が殺人犯と想像できましたが、女の職業は刑事で、周りも警察だらけなのには驚きました。最後まで読み切ってから、この女刑事がいかにカッコ良いか、しみじみ感じました。こんな親友がいたら心強いです。
「君の瞳に乾杯」では、青年と女性がハッピーエンドを期待していたのに裏切られました。やはり片方(青年)が刑事で女性が逮捕されるという、話の流れでは男女は両想いだと思っていたのに、結構ショックな結末でした。
「水晶の数珠」では仲の良くない父親と息子の話です。タイトルの通り、水晶の数珠がポイントのアイテムです。この数珠を使うとタイムスリップできるというものです。反発しあっていた親子ですが、役者を目指し、オーディションを控えた息子のために1度しか使えない力を使った父親は、病で亡くなり、その数珠を受け継いだ息子がその真相に気づき、夢に向かって頑張るという、少しほっこりする感動ストーリーでした。
他に5つの短編もSFっぽいものもあり、一日寝る前に1話ずつとゆっくり、飽きずに読むことができました。