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感想・書評・森弘嗣 Gシリーズ「ηなのに夢のよう」ネタバレ注意「すべてはFになるの続編」(レビュー)。 #読書

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森先生の有名な作品「すべてはFになる」の続編です。
作品の主人公に2人、萌絵と犀川先生の長いシリーズの中の一冊ですが、当初の主人公の2人は時間をかけて少しづつ変化し、進化し…登場した頃は大学生だった萌絵は27歳とか…作品の主人公も出逢って頃は中学生だった恵美に代わり…個人的にこの恵美は凄く好感が持てるキャラクターです。多方面で応援したくなります。
(恋愛面の方でも出来れば…)
この作品では私のような読み方をする読者はいないかも知れませんが、きっと読者も好きだと思う萌絵の愛犬・トーマが天国へ旅立ってしまいます。
亡くなってしまう事は知っていましたがまさかこの作品中だとは知らず読んでいて、読んでいる時、電車の中でしたが泣きました。
トーマは萌絵の両親が亡くなった後、萌絵の元に来た子なのですが、諏訪野さんと同様、萌絵の両親の代わりに萌絵の傍にずっといてくれた子です。
旅立つ際、萌絵は多忙で家にいない時間が続いていて、まさか萌絵はトーマを看取れずになってしまうのか?と思いましたが、そんな時はやっぱり犀川先生。萌絵を探しに来てくれます。
トーマも最後に萌絵に逢えるまで待っていてくれて…萌絵は何回もトーマに「ありがとう」と言っていました。
私はこんな綺麗な「ありがとう」は無いな…と思います。
トーマが作中で元気に萌絵と散歩したりしている場面を読み返そうと思いました。
こんな風にして好きな作品はずっと読み続けられるのだと思います。