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感想・書評「うつくしく、やさしく、おろかなり 私の惚れた江戸」 杉浦日向子・著・ネタバレ注意「著者は、江戸時代がすきだったのだなぁ~と」(レビュー)。 #読書

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若くして亡くなってしまった「杉浦日向子」の、江戸時代、江戸の文化、江戸の暮らしにとことん惚れこんだ思いのほどをつづった、エッセイを集めた本です。
著者は、江戸時代がすきだったのだなぁ~と、しみじみと感じさせるエッセイがたくさん収録されています。
まるでその目で見て来たかのように、江戸の大通りや、商店の入り口、脇道、塀、どぶ、歩いている人の足元、足あとなどがイラスト入りで描かれています。
著者はマンガ家でもありますので、達者なイラストです。それこそ「江戸の情報番組」を、今の時代から覗いているような感じを受けます。
今の時代からは亡くなってしまいましたが、「江戸の時代で絵師として、長屋暮らしをしているのではなかろうか」あるいは「ちょっと今の時代を覗きに来たけれど、江戸時代のほうがいいわ~」と、江戸へ帰ってしまったのではないかと・・そんな思いにとらわれています。
家事仕事で一日が終わってしまう暮らしだったのでしょうが、それもまたある意味魅力的な時代だったのだろうなと、シミジミ思います。
複雑な煩雑な今より、楽しい時代だったのかもしれません。江戸時代って・・。